ホワイトホース 12年
今回は「ホワイトホース 12年」のご紹介です。
こちらは以前ご紹介した「ホワイトホース」の12年熟成バージョンとなります。
こちらは日本限定商品となっており、スーパーや酒屋さんではおおよそどこでも手に入れられます。
低価格帯でありながら樽感やスモーキーを感じさせてくれる「ホワイトホース」ですが、12年熟成されたことによってどのように違うのか、感想を記していきます。
お馴染みのハイボールで飲んでみました。
キャップをあけると予想をはるかに超えるスモーキーと潮っぽさが漂い、これには正直驚きました。
「ホワイトホース」のキーモルト(ブレンドの主役)のひとつとして「ラガヴーリン」というウイスキーがあるのですが、これがかなりスモーキーでクセがあり、でも美味しいという少しマニアックな存在なのですが、その影響をモロに感じます。
明らかに色も立ちのぼる香りも濃く、かなりの飲みごたえを期待させてくれます。
やはり飲んでみてもその印象は強烈で、しっかりとしたスモーキーと、熟成を感じさせる分厚い樽感が美味しいです。
鼻を抜ける香りも濃厚で、ここまで本格的な味わいだとは想像しておらず、驚きと喜びを感じました。
あくまで私的な表現にはなりますが、「ホワイトホース」と比較するとスモーキーと厚みがそれぞれ5倍くらいでしょうか、別物に感じます。
「ホワイトホース」のステップアップバージョンというより、量産型「ラガヴーリン」という表現がしっくりくるほどです。
というのも、「ラガヴーリン」はスタンダードな16年ボトルが10,000円を超える値段で販売されており、とてもハイボールでグビグビいけるプライスではないからです。
さすがに同じような味わいというわけにはいきませんが、「ラガヴーリン」のニュアンスはしっかりと感じるのでスモーキー好きな方や、「ラガヴーリン」のプライスに抵抗がある方にはとてもオススメできるウイスキーです。
その反面、「ホワイトホース」を煙たく感じる方からしたら冒険感はいなめません。
逆にいえば、他にも「ティーチャーズ」など、手に入れやすいスモーキー系ウイスキーの更に強烈なものを知りたい方にとっては素敵な冒険になること間違いなしです。
機会を見て「ラガヴーリン」もご紹介できればと思いますので、その際は読んでいただけると幸いです。
以上、「ホワイトホース 12年」のご紹介でした。
お読みいただきありがとうございます。